「本当にこれでいいの?」ということが現実的に行われているので、私の勝手な見解でお話したいと思います。完全に「私見」です。
私は静岡県富士市に住んでいます。この町が好きですし、もっと良くなってもらいたいとも思っています。そのために様々な活動を一生懸命行っている方々もいます。
富士市に住んでいる皆さん。12月22日って何があるか知っていますか?実は富士市の市長選挙があるのです。
http://www.city.fuji.shizuoka.jp/hp/page000036300/hpg000036266.htm
実はこの市長選。多くの問題を抱えていると私は考えます。そのことについてお話したいと思います。
多くの人が市長選があることを知らない
市民全員に聞いて回ったわけではありませんが、市長選があること自体あまり知られていません。私は「市長選挙があるのを知っている?」と数人の友人に聞いてみました。しかし、誰一人として、「あ、そうなの?知らなかった」という答えでした。
誰一人として知らなかったのです。
これは実はとても重大なことだと思うのです。世界文化遺産に登録された富士山を一望できる富士市。新幹線の駅もあり、これから今までの産業プラス観光にも力を入れていくだろうこの町。その町のトップを決める大事な選挙になるわけです。
しかし、現実としては「市長選があることを知らない人が多い」という事実があるのです。このままいけば、知らないうちに市長選は終わり、知らないうちに新しい市長が就任することでしょう。
では、これは市長選を知らない人が悪いのでしょうか?違うと思います。市長選があるということをもっと市民に知らせる必要があるのです。どこが市長選の指揮をとっているのか、私は素人なので知りませんが、もっと情報を市民に行き渡るようにしなければいけません。
情報を有効的に拡散することは私の専門分野であり、いくつもやり方はあります。しかし残念ながら市長選の存在を有効に発信しているとは言えない状態です。情報拡散しているつもりでいるのか、それともやり方を知らないのか?大いに疑問です。
市長選を知らないのだから立候補者も知らない
市長選があること自体、知らない人が多い中、当然立候補者が誰なのかというのも知りません。
1人は市議会議員を長年務めてきた「小長井義正さん」。もう一人は県議会議員を務めていた「植田徹さん。」
もしかしたら、名前くらいは知っている人がいるかもしれませんが、では、実際どのようなことをしてきた人なのかは、正直分かりません。それぞれのホームページに行き、プロフィールや政策を見なければどんな人か分からないのです。
小長井義正 公式WEサイト⇒http://y-konagai.com/
植田徹 公式WEBサイト⇒http://tooru-ueda.jp/
サイトをお互いに用意はしていますが、市長選があること自体を知らない人たちは、サイト自体見ることはありません。また、例え見てもらったとしても、しっかりと情報を伝えられなければ意味がありません。興味のある人はたくさん文字が書いてあってもしっかり読みますが、興味がそれほどない人にとってみれば、文字の多いサイトは「うわー」となるだけです。つまり、ファーストビューで「インパクト」を与える必要があり、読みやすい文章量にする必要があります。
話を戻しますが、そこまで人間的にも知らない人たちが立候補し、選挙カーで「〇〇に一票を!」みたいな感じで選挙運動をするのかもしれませんが、正直どちらに票を入れてよいのか分かりません。
重大な問題点 税金を使う
一番の重大な問題点は、市長選ですので市民の税金が使われます。たとえば、選挙当日。関係各所で投票が出来ますが、それらの場所には当然人員が配置されます。つまり、人件費が発生します。この人件費は相当な額であるということを聞いています。
任期があるので、市長選は行われることは分かりますが、どちらの候補に票を入れてよいか分からない状態で、多額の税金が使われるのはいささか疑問です。
なので立候補者が「どういった人間なのか?」というのをしっかりと把握する必要があるのです。
現状
多額の税金が使われる市長選。
↓
立候補者の事をしっかり知りたい。
↓
市長選があること自体あまり知られていない。
↓
立候補者の事を知りようがない。
↓
結局、税金が沢山使われる。
↓
沢山税金払っているのになんだかなぁ~。
こんな感じになっているかと思います。税金払うのって当たり前のことですが、簡単な事でありません。
解決策
解決策はそんなに難しいことではないと思っています。要するに、「市長選があることをもっと強くアピールし、○○さんが市長になればこんな良いことがある」というのを強くアピールすれば良いのです。
極端に言うと「興味のない人に興味を持たせる」必要があります。市長選ですからね。興味を持ってもらわないといけないと思います。
特に政治に興味の薄い若い世代に強くアピールし、投票をしてもらう必要があると思います。「誰が市長になっても同じでしょ?」と思われないようなしっかりとしたアピールが必要なのです。
ではどうすれば良いのか?
若者が集う場所でアピールをすることです。たとえばFacebookやTwitter等のSNSですね。ただ、SNSに登録してあるだけでは意味がありません。しっかりと活用をしなければいけません。
正直、SNSを上手く活用することが出来る人は、本当に少ないです。完璧に活用しろとは言いませんが、それなりの事は出来ると思います。
実際、富士市の市議会議員の方でもSNSを活用し、情報を発信している方はいます。なので、「この議員は日頃こういったことをしているのか。なるほど。」と分かり、親近感を抱くことが出来ます。なので、市議会議員選挙でそういった方が出馬していれば、1票を入れる候補に真っ先に挙がることでしょう。
文字だけではなく動画もアップする必要があると思います。
たとえばYouTubeを利用します。選挙でいろいろな活動をしているとは思うのですが、私たちはその場に行かない限り、何をしているのか知りません。なので、そういった活動の様子を動画で撮りアップすることで、どういったことを日頃しているのか知ることが出来ます。
また、YouTubeであればYouTube内でアクセスを稼ぐことができ、やはり知名度を上げることが出来ます。
※やってみれば分かることですが、「SNSを活用してアピールをしてみよう!」と思った人がすぐに出来るほど、実は簡単ではありません。勿論コツが必要です。
つまりは「マーケティング」
まだまだ方法論はあるのですが、私の職業から見てみると「マーケティング」の面で大きく欠けています。両陣営ともです。
たとえばアメリカの大統領選挙を例にすると、ものすごいマーケティング(アピール)合戦でした。SNSを巧みに使い、支援者や支援金を集めました。
私が危惧しているのは、「マーケティング能力に欠けている状態で市長になり、その後、富士市や富士山のアピールを出来るものなのか?」ということです。市が中心となり、これらを広める必要があると思うからです。各個人や団体が活動をしていますが、市が中心となり活動したほうが全然効果は違います。
最後に
今回ここに書いた内容は、全て私個人の意見です。公職選挙法を知らないので、どの程度のアピールが出来るのかどうかも知らない状態で、この記事を書いています。そして、どちらの候補が市長に相応しいか、相応しくないかとは言っていません(私も分かりません)。富士市の事をしっかりと有効な方法でアピールできる方であれば、どちらが市長になっても良いと思っています。ただ、市長選自体に大きな欠点があるとは思っています。
富士市のトップを決めるものですので、多くの方に投票をしてもらいたいと思います。そのために、市長選まであとわずかですが、もっと多くの人に選挙があること自体を知らせ、投票率アップを目指してもらいたいと思います。