Facebookに投稿した内容とほとんど同じですが、ここにも掲載したいと思います。
マーケティングのお話
以前、友人と話していた時に、友人がこんなことを言った。
「飲食店を出したい」
俺は「いいんじゃない?」と言った。
理由は、その友人が飲食業界に長い間いて、料理に関してはノウハウをしっかりと持っていると思ったため。
ところが話を聞いていると、まだ店は出せないという。
なぜ?と聞くとこんな答えが返ってきた。
「まだまだ自分の腕に自信がない。もっと修行する必要がある。」
とのこと。
ここで「なるほどな」と思う人もいるのかもしれないけど、俺はちょっと違った意見。
「やる気があるなら早く店出して、この店にしかない「売り」を世の中に広めることが大事。」ってな感じ。
彼の状態はこんな感じ。
- 料理の腕はそこそこある。
- 研究熱心。
- 店を出すなら繁盛させたい。
ここで、彼に俺が話したことは以下の通り。
「テレビに出て売れているミュージシャン。確かに演奏は上手いかもしれないけど、もっと上手に演奏できる人は世の中に沢山いる。素人でも。じゃぁなぜテレビに出ている人たちが注目され、曲が売れるのか?演奏以外、曲以外での「何か」で注目を集めているから売れる。ルックス、キャラとか。それらを使って売り出すマーケティングをしっかりしている。」
簡単にいうとこんな感じ。
続けて
「なので、何十年料理の修業をしたとしても、マーケティングが上手くいかなければお客は来ない。自慢の腕をお客に振るうことも出来ない。なので口コミで広まることもない。逆を言うと、ある程度の腕があって、他の店と違った「何か」を広げられれば、繁盛する可能性は大いにある。」
まぁ、仕掛けって大事だよ。
多分・・・。
つまり
つまり、私が友人に言いたかったのは、「腕とは自己満足である」というお話です。
自分で満足することはとても大事です。しかし、私の場合ですが、この仕事において満足することは一生ないと思っています。おそらく、どんな仕事をしていたとしても、満足しないと思います。
なぜなら、私は完璧な人間ではないためです。
完璧な人間でないため、必ず失敗はします。経験や知識によって失敗の確率を下げることは出来たとしても、ミスをすることでしょう。だからこそ面白いというのがあります。