ペンギンアップデート 偶然が生んだ面白い仮説!

ペンギンアップデートと言われる比較的大きなアルゴリズム変動が起こりました。今回の変動で大きく検索順位を落としたサイトも多いのではないでしょうか。
今回の変動で検索順位を大きく落としたサイトの多くは、「自作自演リンク」「購入リンク」を利用してサイトの順位を上げていたサイトです。

私が運営しているサイトのタイプは大きく分けて2つあります。

  1. 王道のSEO対策サイト
  2. 自作自演リンク使用サイト

今回の変動で、大きく影響を受けたのは「自作自演リンク使用サイト」の方でした。とはいっても2サイトだけです。
1つ目のサイトは自作自演バリバリのサイトでした。私が運営しているサテライトサイトからリンクを半年以上かけて貼っていました。属性も大きく違わないようにし、また、リンクを付けるスピードも緩やかな状態にしていました。
しかし、ある日グーグルから警告を受けることとなりました。

Google ウェブマスター ツールからのお知らせ(警告)
その日以来、マスターツール内に表示されている「サイトへのリンク」を参考にして人為的なリンクを外は次々に外していきました。
定かではありませんが、約500ほどのサイトからのリンクがありました。

目立った被リンク元サイトからリンク削除

まず、リンク数が比較的多いサイトからのリンクを削除しました。これだけでも約500の半数は消したのではないでしょうか。
そしてグーグルマスターチーム再審査の申請を出しました。
数日後、マスターチームから返信されたメールには、「人為的なリンクがついている」とのことでした。

細かいリンクも消した

ということもあり、残った細かなリンクも外していきました。「ここからが興味深い話」です。
後少しで、すべてのリンクが外せるという状態で、再び再審査申請をしました。マスターツールで表示されているサイトへのリンクが後10個ほどの時です。
しかし、再審査の結果は「人為的なリンクがついている」とのことでした。
これだけ人為的なリンク数を減らしたのにそれでも審査に通過しなかったのです。せっかく被リンクを削除してきたので、せっかくなので、残りの余ったリンクも削除することにしました。
すると、残り約10個ほどのリンクを外したら、ペナルティが解除されたのです。
ここで一つの仮説が思いつきました。
「サテライトサイト等からの人為的なリンクが貼られているサイトは、検索エンジンによってチェックされる。チェックされたサイトの被リンク元のサイトは、そのうちいくつかがランダム?にピックアップされ、それが1つでも残っているとスパムは解除されない。」
そう考えました。
その後、その仮説をさらに強いものとする新たな動きがありました。

人為的なリンクを全くしていないサイトの順位下降

人為的な被リンクをしていない運営サイトが一気に順位を落としました。狙っているビッグキーワードでは、2年ほど安定してTOP3に以内にあったサイトです。
それがペンギンアップデートの時期に大きく検索順位を落としました。
人為的なリンクを供給した覚えはないため、マスターツールから問い合わせを行いました。すると帰ってきた返事が次の通りです。

http://●●.com/ のウェブマスター様
http://●●.com/ の Google のウェブマスター向けガイドラインへの準拠について、再審査リクエストを受け付けました。
サイトを確認いたしましたが、Google Webspam チームではサイトの掲載順位に影響するような手動での対応は行っておりませんでした。この掲載順位に関する問題は Webspam チームの対応との関連性はありませんので、サイトの再審査リクエストをお送りいただく必要はありません。
・・・割愛・・・
Google サーチ クオリティ チーム

この文章でハッキリしたことは、「手動でのペナルティは間違いなく存在する」「アルゴリズムによって発生した変動にはマスターチームも介入できない?」「ペナルティがかけられているサイトはマスターチームがチェックをすることができる?」ということです。
「?」が付いているのは、完全に確証がないためです。

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