IP分散の効力は?

『IP分散』という言葉をよく耳にします。これはどのくらいの効果があるのでしょうか。

IP分散とは

たとえば、エックスサーバーの場合、マルチドメインというシステムがあります。マルチドメインとは、サーバーを1つ借りているだけなのに、様々なドメインを運用できるということです。
分りやすくいいますと、普通はサーバーの中には1つのドメインしか使用する事ができません。ドメインを増やすたびに、サーバーを新たにレンタルしなければいけません。
しかし、1つサーバーを借りるだけで、その中でいくつもドメインを使うことができるのです。サーバーをいくつも借りる必要がないので、経費削減に大きく繋がります。
ここからがメインのお話です。
各サーバーにはIPアドレスというのが割り当てられています。マルチドメインの場合、サーバーが同じため、全てのサイトのIPアドレスが同じとなるわけです。同じドメイン同士の相互リンクが効果が薄いと考えられているため、IP分散をしたほうが良いのではといわれているのです。

オーガニックリンクを得ると

被リンクとしてオーガニックリンクは非常に重要です。もし、あなたのサイトがネット上で有益だと考えられれば、様々なサイトから被リンクを集めることができるでしょう。
様々なサイトからの被リンクということは、それぞれのサーバーが異なるためIPアドレスも異なってきます。
しかし、たとえばマルチドメイン制のサーバーに入っている複数のサイト同士を相互リンクし合えば、IPアドレスが同じであるため、自作自演の被リンクという扱いになるといわれているのです。
当然のことながら、オーガニックリンクを様々なサイトから受けるほうが良いとは思うのですが、そこまでIP分散は重要なことなのでしょうか。

そこまで気を使うことはない

これはあくまでも個人的な意見ですが、そこまでIP分散に気を使う必要はないと思います。
私はいくつかのサイトを一つのサーバーで運用しています。それぞれを相互リンクしています。しかし、検索順位的に他のサイトに劣ると強く実感したことはありません。
IP分散が全く効果のないものであるとは言いません。しかし、被リンクを集めるためには多くのサイトが必要となってきます。その度に、サーバーをレンタルしていたのでは、経費がかかってきてしまいます。
お金に余裕があればIP分散をするのも一つの手だとは思いますが、サイトからの収入がそれなりに大きくなるまでは、IP分散はしなくても良いと思います。

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